切手のある贈り物

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 旅先からメールを送られてくるのは嬉しい。それに写真がついていたらなおさらだ。到底行くことはできない場所であれば更に貴重である。体力的も絶対無理無理の登頂写真や大自然のパノラマは体験できないだけに写真のありがたさを感じる。しかもそれがリアルタイムに受け取れるのであるから、昔(どのくらい前?)じゃあ考えられない。
 以前、ラスベガスで遊んでいたら、友人からLINEの友達認証が来た。「今、ラスベガスにいます」と返したら驚いていた。日付変更線も何のその、近くのスーパーも地球の裏側も同じなのである。
 そんな中、旅先から絵葉書が届いた。消印をみると3日前である。もちろん国内である。誰から来たか名前を見なくても字で分かるし、文章の中に小さな絵が描かれていたり、ペンの濃淡がはじめと終わりでは異なったり、押された消印がはがきにめり込んでいたりで味わいが深すぎるのである。そして何より、旅先で買い求めた絵葉書であるから一般的に見かけないものであるし、かつ、書く方は一発書きである。メールのように書き直しができない。ということもあって、写真が添付されなくても臨場感に溢れているのである。
 自分もすっかり手書きの文章を書くことが少なくなってしまった。たまには書いてみようかな、そう思って引き出しを開けたら、昔買い求めた絵葉書が山のように出てきた。(^^;)

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