儲かりません

　人気がない。何の話かといえば「日本株」である。新聞に出ていたのだが、日本企業の株主自体も老いているらしい。ここでも老化かよ、と思ってしまう。
　バブル期の30～40代は、現在は60～70代になっていてこの世代がなんとか「日本株」を支えているようだが、高齢化は否めない。じゃあ若者は株式投資していないのかというと、そうでもない。彼らが買っているのは「海外株」である。そちらに目が向くのは勢いと買いやすさである。日本株は買うのにまとまった資金も必要であるからとっつきにくい面がある。
　魅力がないとそっぽを向かれるのである。日本人だから日本株を買うなどと義理と人情は通用しない。まあ、そんな理由で買ったりはしないが。
　このまま日本企業がだめにならないか心配なのはただの老婆心である。いろんなセオリーが崩れていく昨今である。