休日のあるなし

　建国記念日の振替休日である。三連休という人も多かったであろう。働いている時は休日の前日の嬉しかったこと、そして休日の終わる午後の虚しかったことを繰り返していたような気がする。その繰り返しがうん十年続いて、サラリーマン人生が終わった。休みを有効利用することもなく、非アクティブであったように思う。
　今、人生の下り坂で、当時がもったいなかったなあと思うこともしばしばである。何かやれたのではないか、とは思うのだが、じゃあ、それは何かと聞かれても答えることができない。やりたいことすらわからずに日々に追われていたのだ。
　この三連休は、親戚が納骨の相談に来たこと、知り合いの家に数十年ぶりに挨拶に行ったことぐらいであろうか。あとは通常の介護の家事である。
　明日から仕事の人はブルーになっているだろうが、私はいつも同じで代わり映えしない。それに銀行に行くとか、郵便局に行くとかがくっつくだけである。
　今も日々を有効利用できていない。働いていてもいなくても、やっぱり根がグータラなのである。