仲間という名の挑戦者

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 残念!またひとつ大好きな番組が終わった。前にも書いたことがある「ソーイング・ビー」である。縫製技術を競うコンテスト番組で、すでに4回目のシリーズであるから、番組制作の英国でも人気があったのであろう。
 裁縫は嫌いではない。作る前に生地やボタンやリボンやファスナーを準備して、出来上がりにワクワクするのであるが、作り始めてしばらくすると、大体うまくいかなくなる。ダサくなったりサイズを間違えたり、複雑な工程が嫌になったりで放り投げたくなる。そして費やした時間が無駄になって、結局買った方が早いと思うのである。ソーイングをやっていると自分の性格がよくわかる。出来上がりを急いで、途中を丁寧にできないのである。
 番組では細かい作業や時間に追われて作成する。確かな技術と大胆な発想力、生地の見極めと段取り力、そして間違ったときにどこまでやり直すかの判断、総合力が問われるのである。何よりすがすがしいのは、一つの課題が終われば互いを称えあう。同じ「ソーイング好き」で繋がっている人たちであるから、お互いの健闘がよくわかるのであろう。そんな中、よく見かける場面として、やり方がわからないとき挑戦者同士が教えあうのである。人を蹴落としてまで勝とうとしないところが、ほっとするのかもしれない。

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