介護の有様

 老親の介護計画の確認ということで、ケアマネージャーさんがやってきた。本人への聞き取りである。それによってまた一年の介護計画が決まるという。
 聞き取りが終わって、介護計画を作成してもらったら終了と思っていたらそうではなかった。聞き取りをもとにケアマネさんが介護計画書をつくり、それについて話し合うらしい。誰と?と思っていたら、介護される本人と家族、ケアマネさん、福祉用具会社の担当者、ディサービスの施設長との会合が必要らしい。
 めんどくさ~と思ったが、いろいろ介護サービスを使うためには必要なのだろう。おそらく、今後もっと厳しくなると思われる。何がかといえば、そうそう簡単にサービスは受けられなくなるということである。高齢者は増える一方でサービスを提供する側は人材が不足している。いくらハイテクになっても、まだまだ人の手が必要であるが、限度もある。
 介護サービスは介護される本人のためもあるが、介護する家族のためでもある。介護してくれる家族がいないならば、最後の最後に公的サービスを使うとして、それまでは何とか自立していたいということになるだろう。それは体が動けばいいということだけではない。変わっていく世の中の仕組みも理解していく必要がある。そこはとてもハードルが高い。
 誰かが自分の代わりに最良の方法を考えてくれることのない人は、そのハードルを越えていく必要がある。

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