コスト高

 車のパンクしたタイヤを新しいものと取り換えた。やれやれと思っていると、今度はワイパーのゴムが痛んでいる。
 そのままにしておくと水キレは悪いし、フロントガラスを痛めてしまう。ということで取り換えることにした。さすがにパンク修理を急遽やってもらった親戚のディラーにまた頼むのも気が引けたので、近くの販売店に電話したのだが、やはり予約がいっぱいですぐにはできなかった。2週間ほど待って、なんとか昨日ゴムの交換をしてもらった。
 販売店に行ったのは、リコールの時以来である。ほとんど用はないので、ついでにスマートキーの電池交換とワックス洗車もやってきた。
 考えるまでもなく、車は金食い虫である。運転が下手なことも加わり、やたらと支払うことが多い。車検が終わったと思ったら、保険代がやってくる。ガソリンもいるし、場所によっては駐車場代もいる。どう考えてもタクシーの方が安上がりである。
 とはいうものの、田舎は車が必須である。車があるのが当然のような社会である。老親を病院につれていくもの車である。歩いて5分のところにも車で連れていくことになる。車椅子でもいい距離だが、道路が悪くて車椅子では通れなかったりする。
 そういうわけで車は便利であるが、どこかに遊びに出かけるために使うことはない。天気がいいと、どこかにいってみたいなと思ったりするが、そんな時間は許されない。老親を連れ出してどこかに連れていこうと思っても、トイレの問題があるのでせいぜい1時間が限度である。よって私の車は、病院行きか、買出しの荷車となる。恐ろしく燃費も悪い。ないと困る車であるが、独りになったら、なくてもよい生活がしたいと思う。

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