今回、アメリカに行って驚いたのは物価の高さである。何もかも高い。ホテルの売店で大きめのクロワッサンを買ったのだが、日本円で1個が800円ほどである。紙コップのコーヒー1杯とパン1個で、1000円あっても足りないのである。だから外国人が日本の食べ物が安いというわけである。
この高い時期にわざわざアメリカにまで出向くバカであるが、三年ぶりのラスベガスなのである。懐は寂しくとも魅力的でワクワクする。ワクワクするのは「勝てそう」などと夢を見るからである。他人が勝っているのもまた楽しいから不思議である。
とはいうもののラスベガスは遠い。直行便がないからである。ロサンゼルスかサンフランシスコ乗り換えとなるが、このトランジットが恐ろしく長い。今回はサンフランシスコで7時間である。到着時間や入国審査、国際線から国内線への移動を考えると数時間は必要であるが、それにしても長かった。ついでに時間を遡るので1日が長い。
サンフランシスコ空港でカフェラテを買ったが、日本円に換算すると1000円近い。それで一気に目が覚める。そしてラスベガスに着いた時は何が何だかよくわからない体になっている。なっているが、心はカジノにある。そして初日は必ず負ける。まだ本調子ではないからと、自分を慰めて足を伸ばしてホテルのベッドで眠るのであった。
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