引越から1か月半ほどたった。そして胃炎が起きた。ストレス性の胃炎であることは自分でもわかっているので、一過性である。もともと腸は弱いが胃は強い。ピロリ菌もいないし、潰瘍痕だらけの胃も自分で直していたらしい。
だから胃がやられるということは結構参っている。しかし参っているが、蕁麻疹や帯状疱疹でないだけありがたい。体表面に出てくると落ち込むし、痒かったり痛かったりするので余計に無惨である。
胃が気持ち悪いので食べなければよいのである。そうすればなんとかなる。あとは刺激物をいれず、おさ湯ばかり飲んでいた。まあなんとかなったので、よかったのであろう。
考えてみれば、やたらと忙しかったし、やたらと面倒なことが多かった。誰が代わってくれるわけではなかったので、しっかりしなければという緊張感が長く続いたせいであろう。それで胃がおかしくなったのだが、老親との同居で人格が爆発しそうになったことも度々あった。
その度に「帰りたいなあ」と思ったのだが、帰る場所はないのである。結局、根無し草なんだなあと思う。
田舎に帰ってきたものの違和感だらけで郷愁の思いはない。まあ、住むところなんてこんなものだと思って生活している昨今である。
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