正月の準備があちこちに見られ、多くのところで門松も設置されている。私もしめ縄飾りと「なんちゃって鏡餅」も買った。プラスチック鏡餅の中に餅が入っているので、カビることもなく、お飾りも絵で描かれているので、そのままポンと置くだけである。昨年は餅の上に猫の飾りがついていたが、今年はプラスチック橙である。まあいずれにしても「なんちゃって」感は抜けない。
本来の鏡餅は青や赤のカビがつき、鏡開きのときには削ったりしていた。硬くなるので水につけたりもした。それを考えると便利になったものであるが、実家では今でも三方にいろんなものを挟んで飾っている。いろんなものとは、するめ、昆布、ゆずり葉、裏白などであるが、よくわからない。地方色もあるだろう。餅は餅屋さんに注文していたが、今はないのではないだろうか。
少しずつ変わっていくのだが、風習はなくならないでほしいと思う、ショートカットになったとしても。
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