でたよぉ

 出たのはオバケではない。害獣である。屋根裏に何かいるのである。ドタバタ走っている音の大きさからネズミではないようである。そこでいつもの工務店さんに相談した。「アライグマかも」といわれた。住宅街でアライグマ?ところが今とても多いらしい。特に繁殖の時期であることから、あちらこちらに出没しているという。しかも当方宅のような古い日本家屋は奴らにとって入りたい放題ということだ。近所の新築のツーバイフォーではありえないらしい。
 ということで、専門業者の人が説明にやってきた。勝手に害獣駆除はできないらしい。奴らにも鳥獣保護管理法などという法律で守られているのだ。捕獲には行政による許可が必要らしい。しかもワナを仕掛けて捕獲する場合でも狩猟免許を持つ人にお願いすることになる。
 費用的に考えるのが分かりやすいのだが、まず行政への申請費用、ワナ仕掛け代、殺処分代と結構かかるのである。よって、ぼったくり業者もいて、ハクビシン1匹駆除で60万円要求されたという人もいるらしい。
 お陰様で、同じ町内に業者さんがいて適正価格でやってくれそうである。そのあとに工務店に連絡して侵入経路を塞いでもらうことになるのだが、そこまでいくのも時間がかかるであろう。ため息がでそうであるが、業者さんによると最近害獣被害が多いそうである。それはソーラーパネル設置で山が伐採され隠れ場所がなくなった動物たちが巣作りを求めて人家にやってくるらしい。人間へのしっぺ返しかもしれない。奴らも必死なのである。そう聞くとかわいそうな気もするが、我が家はやめてくれというのが本音である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました