To be continued

 春の嵐のような雨がじゃかじゃか降るので、やる気がマイナスになっている。スーパーに買い物に行く気もないので、ある程度掃除が終わったらダラダラしていた。
 しかし、来週に不燃ごみの回収がある。明日には可燃ごみの回収がある。ちょうど片付けにうってつけの日でもあると思い、開けたくなかった納戸の棚を「えいやっ」と開けた。そこには額、額、額の山である。絵や色紙や陶板、能面、写真の額が山ほどある。
 納戸の上の方の棚なのでまずは脚立を持ってきて、一枚一枚上から降ろした。価値のなさげなものがゴロゴロ出てくる、出てくる。
 捨てるものは額を分解して、燃えるものと燃えないものに分けた。怖いのはガラス板である。額縁のガラスは一枚一枚外してまとめた。
 ずーと仕舞いっぱなしになっている絵も気の毒である。今あるものと掛け替えた。そして古いものは捨てることにした。
 もっと気の毒なのは遺影や親の小学校の頃の集合写真が雑多に放り込まれていたことである。最初はまとめて紙袋に入れたが、捨てる額の中でまだ使えそうなものに入れ替えた。
 結局、燃えるものだけで特大の袋が3つになった。そしてかなり重いがなんとか袋は破れずに済みそうである。
 空いた棚には下の段のあまり使わない軽いものを入れる予定で、そこが空けば廊下の納戸の中のものを移動させ、その納戸が空けば、今出っ放しの車椅子や本などを入れる予定である。そして外に出ているものがなくなれば、昔のように応接セットのイスとテーブルが置けるはずである。
 と、壮大な片付け計画は続くのであった。

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