行方知れずのやる気

　時間ができたら、あれをやろう、これをやろうと思いながら、時間ができても結局やらないのは自分が怠惰だからである。
　今日もそれの典型であった。まあまあ早く目覚めて、洗濯機のスイッチを入れてまたごろんとして、だらだらして、着替えてごろんとして、干して掃除してまだごろごろして、しょうがないから、買い物に行って、帰ってきてごろんとして、ご飯食べて、録画した映画を観ながらうとうとして、気が付いたら夕方だった。
　昨日は、本棚の整理をしていらないものを捨てようとか、押し入れのものをかたづけようとか、計画だけは立てていたが、やる気が起こらない。 夕飯を作るのも面倒であるが、おもむろに生魚を買ってしまったので、料理はした。ゴロゴロしたのに眠いのはなぜだろうか。こうして無駄な時間が過ぎていく。小人が閑居するとやはりろくなことはないのである。貴重な休みも無駄に終わる。あーあ。