電化製品の今昔

　玄米を土鍋で炊くようにしてから、炊飯器に戻せなくなった。先日タイマーの必要性から炊飯器を使用したのだが美味しさを感じられなかった。一つはそれほど良い炊飯器ではないからかもしれない。炊飯器も十万円台がかなりある。まあ日本人の主食であるのでこだわりの炊飯器は当然かもしれない。
　滅多に家電量販店にはいかないが、コンセントタップなど電気屋に行かなければ手に入らないものがある場合には足を運ぶ。そうするとついでにいろいろな家電を見て回る。世の中の進化を体現できるのは日常生活で使用するものだろうからと、洗濯機や冷蔵庫を見る。そうすると係の人が寄ってくる。冷やかしに付き合わせるもの悪いので、買う気満々の人の陰に隠れるようにしてコソコソ見る。
　海外メーカーもかなり増えていることに驚く。家電は日本のお家芸だったように思うが、どうやらそうでもないらしい。冷蔵庫も高級なものは細部にこだわりがあるが、手ごろなものは使いづらいだろうなと思う部分がけっこうあったりする。安くても使い勝手がよく壊れないことが日本製の良さであったのはもう昔のことかもしれない。
　日本のメーカーのコンセントタップを買って帰ったらメイドインタイランドであった。