昨日、玄関の格子戸のガラスがバキバキに割れた話を書いた。ガラスがないのは防寒、防犯、見た目に悪い。
なじみの工務店に電話した。すると建具屋さんを向かわせるということであった。なぜ割れたのか聞かれたので、父が激突して割った話をしたところ、うちの方に向かう救急車を目撃されていたらしい。
急な事であったので、一週間のうちになんとかなればいい方だと思っていた。ところが建具屋さんは電話後すぐにやってきて、ガラスの寸法を測って帰って行ったが、今日中に取り付けてくれるとのことだった。それを聞いてありがたいと思わずにはいられなかった。何せ、家は四十年以上前に建てている。同じ大きな一枚ガラスがあるほうが珍しい。この際同じものでなくても、大きさが合えば何でもいいと思っていた。
取り付けられたガラスは同じもので仕上がった。考えてみれば、建築当時も同じ建具屋さんが作り付けの棚や障子、襖、ドアはすべて取り付けてくれた。
工務店に連絡して、取り付けが終わって全く前と同じように出来上がったことを伝えると、「建具屋さんはガラスを保管されていたんですね」と感心されていた。初老の建具屋さんは動きがスローでも出来上がりが丁寧で早い。そして職人気質で口数も少ないが、人当たりがいい。工務店の大工さんたちからも一目置かれていることが分かるが、決して威張ることもない。家を建てたときから工務店とも長い付き合いであるが、そこの出入り業者さんとも長い付き合いとなっている。昨年リフォームした時も、自分たちの仕事の跡が残っていると話していた。
単にアフターサービスで片付けられる話ではなく、長い年月をいろいろな人が支えてくれていることにあらためて気づかされた。
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