梅雨入りしたらしい。らしいで急に降り始めた。高温多湿の時期が始まると思うと億劫でもあるが、田んぼやダムには水は大事である。
雨にも「しとしと」「ばしゃばしゃ」「ザーザー」「ドドドド」「ピチャピチャ」などと作ろうと思えば、さまざまなオノマトペができる。この表現でどんな風に降っているのか想像ができるのは日本人特有という話を聞いた。
今、外では「チャプチャプ」降っていて、水溜まりができてそこに雨が落ちているのであろう。その音が「ジャブジャブ」と聞こえ始めると雨量が増えている。
通勤していた時は、雨の降り方によって、持っていく傘を変えていた。朝から1日中降る時は長い傘。朝からしっかり降って午後はあがるときと、朝は止んでいて午後からかなり降る時は、二つ折りの傘、降るかどうかわからないときは超軽量折り畳み傘、降るかもしれないが晴れるかもしれないときは超軽量晴雨兼用折り畳み傘。という具合である。これらの傘の中で一番頻度が高かったのは「超軽量折り畳み傘」であった。
一度強烈なビル風に煽られて傘の骨がおれたことがあった。グラスファイバー製なので折れにくいはずであったが、突如体がもっていかれそうなくらいの風にはさすがに耐え切れなかった。
愛用していたので修理して今でも使っている。生地もかなり薄くなってきたが、雨漏りすることはない。たぶん生地も張り替えられると思う。
他に日傘が2本、パラソルが2本、弔用折り畳みが1本ある。しかし、出かける回数も減り、車に乗るようになって傘の出番は減った。それでもどの傘にも愛着がある。たかが傘、されど傘である。雨の音を聞きながら、これなら長い傘の出番かななどと想像している。
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