うらうらと、うとうとと、ぐーたらとしていたら、のどが渇いたので渋く熱いお茶でも飲むかと急須を取り出した。魔法瓶(今はこういう言い方はしないか…)にお湯がなかったので薬缶(土瓶で重い)で沸かそうとおもって持ち上げた瞬間、急須の口に当たって、急須の方が割れた。(/_;)
それでも何とかお茶を注ぐことはできるものの、余りにも貧乏くさい。しょうがないので買いに行くことにした。今まで使っている急須もやっと探し当てたものなので、また探す手間が面倒である。高級なものではない。急須の中が問題なのだ。今の急須はほとんどが金属の茶こしが中に入っている。その茶こしを取り出して茶殻を捨てればいいので楽なのであろうが、私はそれが苦手である。バカな発想なのだが、急須の素材は一つで十分なのだ。なにも金属かごを入れなくてもよいではないか、という根拠ない発想である。
まあ、これで人様に迷惑をかけるわけではなく、急須探しに乗り出した。急須がたくさん置いてあるデパートへ出かけた。急須の蓋を次から次へと開けては除きを繰り返す変な客である。理想の形を見つけるとそれが異常にお高いので諦める。もう少しリーズナブルなものをと、落としたりしないように細心の注意を払いながら片っ端から開けていく姿は、はっきり言って異様であるためか、店員さんも声をかけてこない。
やっと妥協路線を見つけた。常滑市のなんちゃら工房のなんとかさんが作った手作り急須である。口が大きく茶殻も捨てやすく、注ぎ口が液だれしない。そして丈夫そうである。以前清水焼の新鋭作家の高額な急須を購入し半年で注ぎ口を割って涙にくれた経験から、日常使いは丈夫に限ると学んだ。(今まで使用したものも清水焼の10分の1以下の安物である)
というわけで、常滑の急須で再び快適な日本茶ライフを楽しんでいる。割らないようにしたい。(^^;)
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