靴の寿命

　愛用のスニーカーのゴム底が剥がれかかった。つま先部分である。靴の修理屋を探して持って行くと「接着するのに3300円、でもまた剥がれる可能性あり」といわれ、結局そのまま持ち帰った。かなり長く履いたので、もう経年劣化であろう。
　靴屋のおじさんが言うにはゴム底も古く硬くなって、本体の革をくっつけていた接着剤も吸収されて機能しなくなったところに新たに接着剤を投入しても接着しないだろうということであった。考えてみれば10年以上は履いていただろう。履かなかった時期もあったような気がする。
　靴は履かなくなると一気にだめになることがある。私はよく旅先で靴が壊れて、人に迷惑をかけた（すみません(>_<)）。通常は履いていないフラットな靴を旅行で履くと、思った以上に劣化していたということがある。履き心地はよかったからと過去の栄光にすがるととんでもないことになるのである。
　退職後、すっかりパンプス系から遠のき、フラットシューズかスニーカーになっている。そうすると今度は履かなくなっているよそ行き系の靴がアブナイ。そういう靴は履く前日に準備するのであるが、突然壊れるから怖い。
　ということで、なんとなく劣化が気になっているお気に入りの靴をメンテナンス修理に出そうと思う。早めの対策が肝要なようで。