お決まりの時期

　そろそろ奴が来る。奴とは６月のアレである。アレとは住民税である。退職しての住民税の恐ろしさは諸先輩方から伝え聞いている。「えー！こんなにぃ！」と叫びたくなるそうだ。
　私の場合、前に住んでいた所から追いかけてくるはずである。退職前に予測は立てておいたものの、いざ「奴」がくるとなると憂鬱である。昨年分の一覧を見ても納得できないくらい高いと思うのは私だけだろうか。今は健康保険代も倍額支払っているので、かなりお財布に厳しい。
　お金は大事だよ～とアヒルにいわれなくてもよーくわかっている。
　そして株主総会の時期でもある。議決内容より配当金はいくらなのだとそちらの方の関心が高いが、少ないうえに税金も持っていかれるので「うーむ」である。
　この時期あっちもこっちも徴税である。日頃、温厚な日本人であると自負しているが、このときばかりは「税金の無駄遣い、許してなるものか」と憤っている。