源氏物語に、荒れ果てた家に本当に人が住んでいるんだろうか、などと言う話があったような気がするが、実家がまさにそんな感じに陥っている。
格子戸に巨大蜘蛛の巣が張ったり、雨戸の隅に虫の死骸、ムカデにハチにセミにイモリと叫びたくなるような事態を発生させている。
私は本来、掃除は好きではないが、汚いのはもっと嫌いなので掃除はやる。冷蔵庫の中やパッキン、シンクの引き出しや取っ手の汚れなど、クレンザーのジフと竹串とクロスをもって、細かいところまで掃除することが多い(だから引越した時も大家に長年きれいに使っていただいてありがとうございましたなどと言われる)。
網戸が汚いので掃除をしようとしたらボロボロと崩れた。風化しているのである。中には端っこが破れている。汚れがどうのという話ではない。これは非常にまずいと思い張替をお願いすることにした。
戸建ての網戸の枚数となると、大中小それぞれかなりの枚数がある。傷んでいるところだけにしようかと思ったが、いやいや「思ったときが吉日、えーい!全部やるのだ(/_;)」と決めた。
持ち家のメンテナンスは本当にやることが多い。マンションだって経年劣化には対応できないので同様であろう。
次は雨樋も気になる。雨の落ち方が尋常じゃあないので目詰まりがありそうである。また障子も破れている個所が目立っている。台所の換気扇も旧式でかなり傷んでいる。
そう思うと賃貸マンションはよかった。取り換えは電話一つで済むのである。家賃さえ支払えば、だけどね。
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