どこにATMがあるか、というのは現金派には特に重要になる。都銀でさえATMの数はめっきり減ってしまった。丸の内でも減っているのである。地方都市ならもっと減っていて、私の場合、行ける場所としては2か所しかない。しかも電車で1時間はかかる。買物などで出かける時には通帳を持ってATMに寄るということが多くなった。
大きな駅のゆうちょのATMは平日でも列ができている。現金を引き出す場所がかなり限られているので仕方がない。もちろんカードやアプリの支払いを推奨しているところが多いので、直接現金で払うことはないのだが、高齢者にはアプリは難しい。ダウンロードしたからすぐに使えるというものでもないし、その仕組みがよくわからなくて、だったら現金でということになるようだ。という私もアプリでは支払わない。せいぜいポイントを使う時だけである。
まだIC乗車券のほうが使い勝手がいいが、それもチャージして使うほど出かけることもなくなるとこちらも用を足さない。老親に使用させているのがスーパーなどのポイントカードである。チャージしてその店での買物で使用できるので、財布から小銭などの現金を出す必要がない。そういう意味では便利である。
ところが、新聞の「脳トレーニング」の問題に、小銭の絵がばらばらに書いてあって「これでいくらでしょう」というものがあった。年を取ると即答できなくなるらしい。便利がいいからだけでは済まなくなる問題が見え隠れしている。
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