実家は戸建てであるが、築40年を超えるとあちこちガタが来る。建物のあちこちに経年劣化が見られることは予期していた。
予想外だったのが、外である。塀や庭木もメンテナンスが必要になっていることは薄々わかっているが、盲点だったのは外排水であった。
ゴールデンウイークの最中、しっかりとバシャバシャと雨が降りまくった。ガンガン降っている時に何気に庭を見ていたら、玄関脇と庭のほうに巨大な水溜まりができ始めた。家をぐるっと一周できないくらいの水溜まりが2か所できたのである。その時になって初めてどこへ水が流れていくのか知ったのである。南側が低くなっていることにも気づいた。自宅の側溝があるが、そこより低いため水溜まりができているのである。その側溝も排水しているのか不安になった。
というわけで雨の降る中、長帚をもって排水溝を確認するため側溝の蓋を開けて水を掃いた。流れてはいるのだが、じゃんじゃか降る雨には敵わない。
翌日、水溜まりはなくなっていた。夜中に雨が止んだためであろう。しかし側溝の蓋をあけると土砂が溜まっていた。これをせっせと掻き出したが、長年溜まっているものもあるため、そうそう掻き出せるものではなかった。
老親は、土砂降りであっても外も見ないし雨音も聞こえないのでニュースを見ても「ここは大して降らなかったね」などとたわけたことを言うのである。ある意味しあわせでもある。
というわけで、戸建てと老親は一筋縄ではいかないことが身に染みたのであった(^^;)。
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