今日は気温が下がっている。しかしそれもあとわずかだと聞く。受験生の皆さんもあと少しです。冬来たりなば春遠からじですね。
あちらこちらで梅が咲いて、花屋には桃の花があった。春はそこかしこまで来ている。そんななか、ちょっとずつ別れを告げていくのは少し寂しい。「春はお別れの季節です、みんな旅立っていくんです」という歌い出しは、『じゃあね』という曲で36年前、宴会で、数人で踊ったことがある。旅立ちかどうかはわからないが、別れであることは間違いない。
そうなると近場もいろいろ行っておけばよかったと思い始める。いつでも行けると思っていたら大間違いであった。いつでも会えるも大間違いである。多くのことを後回しにしてきた。仕事の優先順位は決められても、プライベートでは「まあいいか」と先延ばしにしてきた。今更慌ててもしょうがない。
北風の中、多くの人が出払っていた。どこに向かっているのか、何をしているのかわからないが、厳しい顔ではない。きっと春を間近に感じているからだろうと思っている。
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