引越して困るのは病院である。今まで通院していた場所からの撤退となる。そうなると次なるところを探さなければならないのだが、恐ろしく田舎にこもることになると、都会では考えられないくらい病院はない。ほとんどない。そして公共交通機関で通えるところなんてほぼほぼない。地域の拠点病院なんてほとんど診てくれない。患者が集中するので、ある程度の重症者しか診ないのである。町医者を探せというところだろうが、車で通うことになる。家族を乗せて通院するのならまだしも、自分が具合が悪い時に連れて行ってくれる人なんていない。具合が悪い時に運転なんかできるかよ、である。
だから、健康必須なのだが、田舎だから健康であるということは全くない。都会の方が健康人は多いだろう。フィットネスジムやヨガやティラピスやプールなど、体を鍛える場所も多い。
後期高齢者になったら、徒歩で通える圏内にいなければならないと思う。いざとなったら救急車を呼べばいいなどと思ってはいけない。田舎では恐ろしく遠くの病院まで連れていかれるのである。入院でもしたら日々の洗濯物を持って帰るだけでも大変である。下手をしたら峠越えさえ待っているのである。
というわけで、おちおち病気もしていられないのだが、眼科も歯医者も今まで受けていた治療が受けられないという差し迫っている問題さえ解決していない。
コメント