飾りつけ

　盛り上がっているかどうかわからないが、クリスマスイブである。今年は土曜日がイブで日曜日がクリスマスである。年末の土日は忙しいのでクリスマスどころではないというのが大方のシニアの意見である。
　私もこの時期は年賀状書きとプレ大掃除となる。どちらも「よし、やろう」という気にならなければお尻が着火しない。だらだらと面倒なだけだ。
　とはいうものの小さなクリスマス飾りは出している。すべて頂き物である。１年に1回の登場を逃すのはかわいそうなので、箱から取り出してはいる。しかし、飾りつけは全くセンスがないので、玄関にポンポンポンと並べているだけだ。ダサい飾りつけではあるが、非日常を表してくれる。
　正月飾りに変わるまで出しっぱなしなので25日以降も玄関に鎮座している。言い訳は「西洋は１月初旬までクリスマス飾りやっているし…」であるが、言わずもがな、ここは東洋である。すぐに門松が出てくる日本である。この切り替わりの速さが我ら日本人で、浮かれた後は厳かな正月を迎えるのである。