6月いえば梅雨、梅雨といえば紫陽花であろうか。今の季節、あちらこちらで見受けられる。雨に濡れた紫陽花は一層美しい。長崎では「おたくさ」という紫陽花の名前が付いたお菓子があって、美味しいことも思い出される。(花より団子派…)
一口に紫陽花といっても様々な色や形がある。丸いだけではなくとんがったり、花びらが変わっていたりで楽しめるが、オーソドックスなものが一番なじみがある。それにカタツムリがいれば、梅雨の風物詩だろう(最近見かけない。いるのかな?)
いつも通る歩道に紫陽花の鉢があるのだが、誰が置いたのかわからないくらい年月が経っていて、プラスチックの鉢は街路樹の土に半分埋もれ、割れて根が突き破って、少ない土の歩道で生えている。そして子供の背丈は優にあるから意外に大きい。 通常、花が終われば切り取って来年に咲かせる準備をするのだろうが、誰も手入れをしないので枯れたままになる。枯れた花が重そうに下を向いてぐったりしているなと思っているうちに存在を忘れてしまうのだが、毎年立派に花を咲かせるのだ。今年も肥料もないのに、歩道に向かってどうだとばかり赤い花を咲かせた。突き抜けた奴である。
コメント