防災を考える

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 リフォームの話題ばかりで恐縮だが、いろいろと気づきがある。作り付けの食器棚はそのまま生かすのであるが、扉のガラスをやめることにした。扉だけでなく、棚板も厚手のガラスである。掃除のとき、ガラス扉を外して洗ったのだが、かなり巨大なガラスが4枚あって、洗うのもすごく緊張した。棚板ガラスは持ち上がらなかった。
 このガラス扉、ガラス棚板は撤去することにした。今まで割れずに四十数年よく持ったと思っている。しかし地震や老親の転倒でガラスが割れる危険性はある。そこで扉と棚板は木製に変えることにした。厚みが出る分、食器が入らなくなるが、致し方ない。まあそんなに食器はいらないのであるから、ちょうど断捨離にもなる。
 以前の仕事が防火防災に関することもあったので、どこが危険個所かいくつか目についてしまう。外した本棚を戻すときにも下に転倒防止の差し込みを入れた。
 本棚等が耐震施策で絶対に倒れないということはない。しかし倒れるまでの数秒で助かる命もある。トラッキング火災にならないようにコンセントを掃除したり、床に這うコードを束ねたり、コードカバーをつけたりしている。  
 老人を二人抱える防災は避難場所に行くより、籠城戦になると思っている。非常持ち出し袋が準備してあったが、中をあけてみれば、まず不要なものが多すぎて重量がかさみ持ち上がらなかったし、袋やリュックは摩耗していた。仮に避難場所に行くとしたら、貴重品、300mL程度の水、薬がせいぜいだと思う。持ち出し袋は年一回の見直しは必要なのである。

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