逢魔が時

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 間が魔なのか、魔が差したというときがある。やたらと冷めたときなどに魔が差すのか、激高した時に魔が差すのか、人それぞれであろう。
 昔、「ま」が挿したフォークという景品があって、ひらがなの「ま」の字が持ち手になったフォークで面白いなあと思った記憶がある。
 魔が差すといいことが一転して悪くなってしまうということだろうが、なかなか人間的ではないかと思ったりする。誰しも悪魔のささやきに会って、食べないと心に決めていたスイーツを食べてしまったり、続けると思っていた勉強を三日で断念したり、まあいろいろであろう。
 魔とは悪魔なのだろうか。悪い奴なのだろうか。ときどき自分を試しに来るバロメーターのようなものではないかと思ったりする。十中八九罠にはまってしまうが。
 夕暮れ時にすれ違う魔は夏至の今、ちょっと遅くやってくる。うかうかしているとどっぷり暮れてしまうから用心、用心!

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