本屋でウロウロ

　野菜の作り方のNHKテキストを書店に買いに行ったが、置いていなかったので、他のテキストを物色した。パラパラとめくっているうちに、自分には無理かもと思い始めた。
　大体、コツコツ型ではない。ショートカット派である。途中を省きたい人間に野菜は育てられないだろう。ちまちまとした手入れができない。
　考えてみれば、裁縫もそうだった。途中を丁寧にやらないので出来上がりが大雑把であった。美しい仕上がりには程遠く、時間をかけた割に雑なものしかできなかった。
　きっと野菜もそうである。そして、ふと思った。果樹ならどうかと。植えっぱなしでよさそうである。果樹に関わる本を探して手に取り、こちらもパラパラめくってみた。
　いかん、さらに面倒である。向いていないと確信する。
　で、結局、もの作りから離れ、ファッション雑誌を久しぶりに手に取る。もちろん若い子雑誌ではない。ある程度年齢を重ねた、オバサンいやマダムの雑誌である。「ふーむ、なるほど」などと思いながら、立ち読みに疲れたので購入した。
　ファッション雑誌も高額になっている。以前より300円くらい高くないか？とブチブチいいながら読んでいる。