持ち物で定数を決めると楽である。定数とは「○○は△個まで」と決めるということである。タオルは何枚、パジャマは春夏冬で何枚と、ダメになったら買い替えていくとすると定数を保ったままで下手に増えることはない。
まあ、これができる品物とできないものがある。できないもの筆頭に洋服がある。男性のスーツは勘定しやすい。それはパターン化しているからである。女性の服だとパターン化しないので好みの乱用となる。もうそれにバッグと靴が加わり組み合わせが下手だと、どんどん種類が無謀に増えていくのである。
シンプルに暮らしたいと思いつつも組み合わせの妙で絶望的にもなる。ミニマリストの暮らしには程遠く、本当に要るもののチョイスができないのである。
ストール、マフラー、スカーフ類をぶちまけて整理した。しかし、ほとんどがタンスに戻っている。エコバッグやポーチ類も同様にタンスに帰っていった。貧乏性なのかもしれない。老親のように「もったいない」「いつか使う」といってどんどん溜まっていくのが恐ろしい。でも本当にもったいないのは「使わずに取っておくこと」である。箱のまま新品で取っていたシーツに染みができて使えなくなっているのと同じことだ。
リモートワークになって出番のない服が増えた。今まで外で来ていた服を家の中で着るものにランクを落としている。さすがにスーツは着ないがシャツやブラウス、カットソーが普段着になってきた。しかし、靴やバッグは出番を失くしたままクローゼットに入っている。ちょっとやっぱり虚しかったりするかな。
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