旅の思い出は遠く

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 現実逃避したくなるとき、旅行の思い出に浸りたくなるものだ。頭をパープー?にできるラスベガスは最高である。ギャンブル、ショッピング、ショウと日常生活から離れまくりなのでもってこいである。
 久しぶりにツアーを見てみた。行かない間に高額になっていたのは知っている。しかし定宿の名前が変わっていたのは知らなかった。どうやら改装したらしい。今までなかったプールも南国風に作られている。ついでにカジノとは別に子供用のゲームセンターもできているらしい。
 もっと驚いたのが空港である。ハリーリード国際空港ってどこだ?と思ったら、以前のマッカラン国際空港が改称されているのである。
 ちょっと(数年)行かない間に浦島太郎である。まあ衰退するようずっといいのであるが、旅行代金が高額になったことからさらに行きにくくなっている。そして1日当たりの出発人数もかなり限られている。いったいどこにお金がかかっているのか、よくわからない。今までが安かったのだといわれそうであるが、何せカジノである。資金がないとつまらない。「賭ける、買う、観る」が遠くなっていくと、現実逃避の先も迷走するのである。

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