捨てて得るもの

　先日、納戸から引っ張り出していた食器類や鍋類を不燃物として捨てた。１メートル四方ぐらいの大きさの場所から出るわ出るわ、こんなにあったのかというほど出てきた。ほとんどが引き出物である。未使用が大部分であったが、今ではいらないものばかりである。
　カトラリーのセットも引き出し箱型でダースで揃っているものが2箱もあったし、蓋つき湯呑と急須セットが木箱入りで２つ。弁当箱や水筒、鉄鍋、保温機、昔の電磁調理器などたくさん出てきた。奥まった高いところにあったので、背の高い甥が来た時に出してもらったのである。
　一度も使っていないのに、腐食している鍋もたくさんあった。昔自分が使っていた塗りのお弁当箱も出てきた。とりあえず仕舞い込んだものばかりである。
　大きなビニール袋に４つになり、ぎりぎり重さに耐えていたのを車庫から引きずり出すように出しておいていたら、行政の回収トラックがもって行ってくれた。
　それらを包んでいた紙箱や木箱を捨てるのがまだ残っている。ゴミは果てしないなあと思ってしまう。箱を解体するだけでも重労働である。 まあ、これで手が届かなかったところの一つが片付いた。
　物捨てるのはとても忍びないが、先ほど動画で、使用していないものを捨てた方がお金は溜まるというのを見た。それを励みにがんばるか。