心付け

　今日はバレンタインデーである。この催しが定着して非常に長い。当方が小学生の頃にはすでに一般的であった。とはいうものの義理チョコ程度しか縁がない。チョコレートをもらって嬉しいのは女の子の方ではないか、と子供の頃思っていたのだが、おませな同級生は、こういうイベントに託けて「告白」するのが大事でたまたまそれがチョコレートで表現するだけだと言っていた。当時はそんなもんかいなという程度である。
　その「告白」の材料であるチョコレートであるが、この時期にしか見かけないものも多い（知らないだけかもしれないが）。知名度の高いメーカーが特別に誂えたチョコレートも多く、見るだけでも楽しい。ここ数年はデパートの特設売り場に人だかりは見られないが、それでも買い求める人はそれなりにいる。自分用の高級チョコレートを購入する人もいるらしく、その気持ちもよくわかる。「ダンナには500円、私は5千円」という方もいらっしゃって、まあ気は心ですな。