長年、習ったというか、通ったアレンジメントフラワーだが、12月で退会することにした。月謝の引き落としの都合で、2か月前に申告である。
ずっとやめる理由なく続いていたが、いよいよ定年も近づいたのでやめ時かなあと思ったのである。思えばダメダメ生徒であった。花の名前は覚えられないし、型を覚えてもきちんと生けられないし、一番に来て一番最後に帰るほど時間もかかる。先生も気長に教えてくださったものだと感心する。
実は何度もやめようかと思ったことはある。行くのが面倒になって「ああかったるい」となっていた。しかし行くと会社での嫌なことも忘れて下手なりに没頭するのである。半ば強制的気分転換になって、「花」に救われていたわけだ。
何でもそうだが、いつまでもずっと続くわけではない。終わりが必ず来るのである。かったるいといっていたくせに名残惜しくなる。人間は常に勝手なのだ。そして今は花瓶も断捨離に入っている。
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