原動力となる時

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 言わずもがな、形から入るタイプである。初めてやることに対して、道具を揃えて満足し中身が伴わないというアレである。
 過去にスキーもそうであった。大して滑れもしないのにスキーとウェア、その他もろもろグッズを買い揃えて、上級者並みの出で立ちで、滑る姿は超初心者であった。
 また、継続は力なりというが、長いだけで何の力になっていないフラワーアレンジメントというお稽古事もある。要するに、お金も時間もかけて大成しない奴である。
 1年ほど前にプロ用の電卓を購入した。今思えば桁数さえあれば普通のもので十分なのだが、その15倍もの値段であった。その時は簿記をやろうと思ったので、真剣に電卓を選んだバカである。
 早打ちで2つのキーに時間差で触れてもちゃんと入力されるし、数字のボタンもめり込んでいるので、使い込んでも文字が消えることがないという優れモノであるが、早く打てるわけでも、消えるほど使い込むわけでもない。
 最初は「投資」、あとから「無駄遣い」というパターンである。しかしケチの本領を発揮したのは簿記3級試験に落っこちたときである。もったいないだろうが!という怒りが奮起させて次は合格したから、ケチは何に増しても原動力である。

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