写真の断捨離

 以前、シュレッダーを購入した話を書いたが、やっとアルバムに貼っている写真をシュレッダーにかけることにした。
 数日前に天袋から5冊おろした。翌日、部屋に持ち込んで小型の折り畳み机を準備した。その翌日が今日で、いよいよシュレッダーである。まあ要するに断捨離するまでがダラダラしているのである。
 お菓子の大きな缶を取っておいたので、その中に残しておく写真を入れることにする。5冊のアルバムは17歳から29歳までぐらいの写真である。20代あたりから、フエルアルバムに目覚めて、やたらとコメントとか、行った先の入場券とか行程表とか貼り付けている。ストーリー性があって面白いのだけれど、本人以外には、理解不能であろう。
 残す写真の基準は、同じ時に撮ったものばかりにならない、変顔・赤目・ピンボケは外す、できれば楽しそうに笑っているもの、ということにした。写真の裏側には場所と年月を書いた。アルバムごとにビニール袋にまとめ、それを缶に入れることにした。
 写真を見ながら不思議なことに気づいた。就職もできずにフリーターの日々をおくっていて、精神的にも不安定な時期にこそ、楽しそうに笑っているではないか。高校生の時より、大学生の頃より、ヘラヘラしているのである。
 最後に残した写真をざっとみた。今より40歳以上若い私が、今の私を想像することもなく、ただ目の前のことに一生懸命になって、働き、遊んでいた。記憶の中ではぱっとしない人生であったが、ひとつひとつ写真で思い返してみると結構アクティブで、そんなに悪くないではないか。
 小学生編、中学生編、高校生編が残っている。まだまだ断捨離は続くのである。

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