入りっぱなしのものの末路

 ありがたいことに気温も高く快晴である。こんな日は洗濯と布団干し絶好日である。お陰で洗濯機は3回まわして、掛け布団もバンバン干した。
 で、やたらと疲れる。布団干しを広げ、布団をかける作業が辛いなと思い始めた。掃き出し窓から出すのであるが、引きずるようにして持っていき、えいやっと、竿にかける。今時の布団は昔の青梅綿に比べて格段に軽いので、そんなに労力はないはずである。しかし、持ち上げての空中キープが年々辛くなっている。情けない。
 知人の家が大規模な片付け中である。昔の青梅綿布団を捨てずに、その上に買い足して、全然使っていないものが多数あったらしいが、その押し入れが雨漏りをしていて一番下の青梅綿布団が腐っていて、水を吸っているものだから、物凄いカビと悪臭と重さで大変だったと聞く。
 捨てずに重ねていったものは未使用で開けていなくても、すべて使い物にならないどころか、巨大なゴミである。箱に入ったままの贈答品でもシーツやタオルは日に焼けてほとんど使えない。我が家にもそういうものが多数あった。
 入れっぱなしにしておくと劣化が激しいのである。ときどき空気を通さなければ、押し入れだって納戸だって大変なことになる。
 自分が把握できない物の管理はできないものである。そのうちに使うからと仕舞った段階で、不要であることの割合は高い。管理できる状況に自分の体力も加味されるから、年齢とともにやはり物は少ない方がいいようである。

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