余計なお世話だったけど

 人間は、賢い人はより賢く、そうでない人はそれなりに、ではなくただただバカになっていくような気がする。私は言わずもがな後者である。
 この原稿もいったんwordで書いている。まあバージョンが上がるたびにいろいろと、至らない私をサポートしてくれるわけだが、余計なお世話ということも多かった。しかし今までの「余計なお世話」が「それ、なんため?」とお世話の具合がわからなかったりするのである。進化についていっていないのだ。
 賢さとのギャップがさらに増していく。アホは限りなくアホになっていくのである。そしてアナログが一番いいと豪語始める。
 ちょっと目を離した隙に、それって何?ということも多くなった。感受性も鈍ってさらに理解も遠く、老化も進む。
 PC操作で「へえ」と感心する機能を覚えておくことができないだけでなく、何に感心したかも忘れる。そして「まあいいか」となる。
 「余計なお世話」に腹を立てることもなくなり、進化のない今まで通りの自分を貫き、こうして頑固な老人が増えていくのである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました