代償に気づくのは

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 先日、近所の大学で学祭が行われていた。去年、一昨年となかったように思うから、学生さんにとっては久々であろう。学祭が以前と異なっているのは大学の門の大部分が閉まっていて、関所のように門番がいて狭いところから事前予約した人だけが入れるようになっているところである。ここ数年、通常も門は閉まっているので、学祭のときは開くのかなと思っていたが、時世的にそうはならないらしい。まだまだ通常と呼べるようにはならないようだ。
 ここ数年の変化はかなり急速で、今までなかったようなことが一気に始まっている。空飛ぶ宅配や、人に変わるAIの出現もそうである。ニュースを読んだり、電話を受けたりと、特別でない人の生活に入り込んできている。そのうちに人が話しているのかAIが話しているのかわからないくらい達者なしゃべりになるだろう。技術革新は何がきっかけになるかわからないものである。目先の簡単・便利を手に入れる代わりに失ったものに気づくのは、ずっと遠い先のことかもしれないと時々思ったりする。

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