七夕の夜

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 七夕というと、願い事を短冊に書いて笹に吊るすというあれである。織姫と彦星の年に一度のランデブーの日でもある。ロマンのかけらもない書き方であるが。
 織姫の星はベガ、彦星はアルタイルというのも大人になって知ったことである。ちょっとそっちのほうがかっこよく聞こえる。
 子供の頃、七夕の歌を歌ったことは誰しもあるだろう。「五色の短冊私が書いた」というフレーズを私は間違って「今年の短冊私が書いた」としばらく覚えていた。子供心に「去年は字が書けなかったんだな」と思っていた。五つの色は魔除けであるようだ。京都にある五色豆もそんな感じ(いい加減やな(^^;))らしい。
 短冊も金が人気であったが、びよよーんと伸びる折り紙の飾りやスイカの絵なども人気であった。こよりは親が作ってくれて作り方を教わったが、未だにピンと細く硬く立つようには作れない。
 今は笹が川に流せないから、廃棄物処理かしらん。これもロマンがないか。(^^;)

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