節分用の豆は早くから購入していた。なるべく小さい袋を買ったのだが、それでも結構量がある。子供の頃は年の数だけといわれ、大豆以外のピーナッツ入りの豆を選んで食べていた。炒った大豆は子供には受けがよくなかったが、大人になると大豆自体が好きになった。
黒豆も枝豆も好きである。豆腐や揚げやみそなど大豆製品も大好きだ。しかし納豆だけはどうしてもだめである。食べず嫌いではない。克服のためにドライ納豆も試したがだめだった。納豆で苦手なのは卵を入れて練った器である。これを洗うのがとても嫌だ。ねばねばが嫌いなわけではない。山芋やオクラやモロヘイヤのねばねばは大好きで器も気にならない。栄養価を考えると納豆は捨てがたい食品であるが、やっぱりダメである。
こうして好き嫌いの多い子は丈夫になれない例のごとくで身体が弱い。鬼は外、福は内と小声で豆をまき、己の健康福を願っている。
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