リフォームで和室の壁も塗り直しているが、どういった壁にするか見本帳を見せてもらった。以前はラメの入った砂壁であったが、見本帳を見ているうちに何が何だかわからなくなった。
そこで大工さんに聞いたところ、「お宅はたくさん漆喰をつかっているので同じにしたら」といわれた。漆喰?どこにつかっているのだ?ということで確認したところ、座敷の押し入れの中や外壁にあるではないか。
お寺などに使っているあの白い壁である。天然素材であるため白であっても汚れにくいらしい。化学物質が入ると静電気の関係で汚れがつきやすいそうだ。外壁も払えばきれいになるらしい(やったことないけど)。
室内に使用すると漆喰は呼吸するので湿気にも強くカビの発生もないらしい。だから押し入れなどに使うと除湿に敏感にならなくていいようだ。道理で、座敷の押し入れの除湿剤が減らないのかと今更ながらに思った。
というわけで、和室の壁は漆喰にすることにした。白なので明るい。まだ乾いていないが、左官さんの塗りの技に感心している。日本家屋は柱も壁も呼吸しているらしく、風土に合った建築なのだと、大工さんに話を聞きながら工程の邪魔をしている。
コメント