お片付け

　腱鞘炎になるほど回しているのが、手回し式シュレッダーである。しかもA4が１枚ずつしか入れられない。無理に２枚入れるときれいにバラバラにならず、中途半端に切れている。一番切れてほしいところが残っていたりするので、イラっとする。
　紙の白いところは手で破り、なるべく文字のところだけをシュレッダーにかけていたが、それでも結構な量があった。とりあえず取っておくかの請求書や計算書、手続き控えなどがあって、数年前のものがたくさんあった。
　そろそろ捨てるかと覚悟しなければ、なかなかやる気にはなれない。ゴミ袋を用意し床に座り込んで、念のため1枚1枚内容を確認してカラカラと回す。そして10枚に一回は刃についたくずを取り外す。原始的であるが、電動式を買う気にはなれない。場所を取るからである。業務用のような快適な裁断となるはずもなく、厚紙にいたっては大きなハサミでジャキジャキ切るしかない。溜めるなよと自分に言いたい。
　やれやれとゴミ袋の半分になるほどシュレッダーをがんばった。がしかし、これ本当にもう持ってなくていいのかなあと判断に迷い出すと手が止まる。あとから「あれ、どうしったけ？」となることも多々ある。これは普段から整理ができていないからである。ファイルを用意してもパンパンになるまで入れまくっている。そんな奴は絶対片付かないのである。とほほ。