全く、どうしようもなく腹が立つ。どうしてこうなる、お前はアホか、と言いたくなるようなことが頻繁に起こる。ほとんどが身内である。
冷静になると、そいつに振り回されている自分に気づく。振り回した本人は鶏と同じで三歩先で忘れているに違いない。アホゆえに。そうなるとカリカリしている自分にも腹が立つから始末が悪い。
「キレる」という言葉がある。と、ともに「逆ギレ」というのもある。一体、何が切れるのかわからないが、自分の場合は心または頭にある「寛容」と名のナイロンザイルの紐である。人によっては「忍耐」という紐かもしれない。
ナイロンザイルが切れては撚り直し、補修を重ねた結果、伸びきって自然崩壊も近い。ナイロンでは支えきれないので鋼鉄のワイヤーに変え時かもしれない。いずれにせよ、切ってばかりでは補修や取替に時間がかかるので、人生の一番の無駄かもしれない。
怒りは考え出したらきりがないが、ああ言ってやればよかったと後から相手のぐうの根を止める、いや、確実に仕留める言葉を思いついたりすると、地団駄を踏む。
まあ、精神衛生上よろしくないのは言うまでもない。そうなると自分で自分の気をそらすことが必要になる。「あいつにかまけている暇などない」状態に持っていくのだ。
今はその役目をしているのが「本」である。人生の先輩が書かれた辛口エッセイである。「さもありなん」「がははは」と気をそらす。そういう意味でも本は偉大である。
「ああ、腹が立つ!」とき

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